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2021/07/14

映画『カラミティ』藤井フミヤさん応援コメント入りの日本語吹替え版・予告解禁!

2019年に日本公開され、その輪郭線のない美術的な画風と、リアルなストーリー展開で話題を集めたのフランス・デンマーク共同制作アニメーション『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』のレミ・シャイエ監督による最新作『CALAMITY(カラミティ)』(配給:リスキット)が、2021年9月23日(木)より新宿バルト9ほか全国順次公開する運びとなりました。

伝説の女性ガンマン、カラミティ(厄介者)・ジェーンの少女時代。困難に立ち向かいながら自立していく主人公マーサ・ジェーンには、Youtuber・モデルでも活躍中の福山あさき。昨年公開のルーマニア・フランス産アニメ『マロナの幻想的な物語り』(主役の犬の声:のん)において演じた、“通行人”からの大抜擢となります。少女から芯の強い大人の女性への変貌を新人ならでは思い切った演技で演じています。
マーサの妹レナ役には「アイカツフレンズ!」の松永あかね、幼い弟エリージャには「あそびあそばせ」の木野日菜、マーサの親友イヴに木戸衣吹が配されました。マーサのライバルのイーサンに畠山航輔、その父親でマーサを追い込む旅団長アブラハムには杉田智和、イヴの父親には上田燿司と人気ベテラン声優が脇を固め、また浅水健太朗、成澤卓、前内孝文といった『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』でおなじみの声優陣も顔を揃え、楽しみな布陣となっています。物語り後半の大事なバディ(仲間)役には『マロナ……』の端役に起用した際、そのコミカルな表現力をかわれ林瑞貴が抜擢されました。福山あさき、林瑞貴両名の“端役からの大抜擢された”新人による珍道中の掛け合いシーンも見逃せないポイントとなっています。

豪華な声優陣の魅力を、公開に先駆け、日本語吹替え版の予告編でお楽しみいただけます!



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前作『『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』で高畑勲監督より才能を絶賛されたレミ・シャイエ監督。世界的にも高い評価を受けているレミ・シャイエ監督の最新作である本作を、絵本の翻訳の経験がある藤井フミヤさんも絶賛してくださっています!

カラミティ コメント

なんて美しいアニメーション!カラフルな風景は現代アートのようだ。男勝りのマーサは今の時代にリンクするキャラクター。
気の強い少女って厄介、でもカッコいい!

藤井フミヤ(歌手)


アニメーション監督・演出家の伊藤智彦さん、アニメーターの井上俊之さん、
芸人で絵本作家である鳥居みゆきさん&芋洗坂係長をはじめ、
芸人の川村エミコさんや里見朝希監督、吉田尚記さんら応援コメント到着!

カラミティ コメント

敬愛するレミ・シャイエ監督の新作。少女ジェーンの冒険が雄大なアメリカの自然をバックに前作「ロングウェイノース」同様の手法ながら全く違った色合いで描かれます。必見です!

井上俊之(アニメーター)


このアートな画面に騙されてはいけない。エンタメとしてはむしろかつてのスタジオジブリのマインドに近い映画なのです。
新たなヒロイン、いやヒーローの誕生を見届けよ!

伊藤智彦(アニメーション監督・演出家:『HELLO WORLD』)


色彩がとにかく美しい!理不尽に立ち向かい、信念を曲げずに生きていくことの大切さを思い出させてくれます。
清々しい気持ちになる成長物語です。

見里朝希(監督・ストップモーションアニメーター:『モルカ―』)


信念を曲げずに生きる主人公。旅をする事で「カラミティ」を受け入れるまでに成長する。私も胸を張って「カラミティみゆきよ」と言える人生の旅を続けていきたい。

鳥居みゆき(芸人/ 絵本『やねの上の乳歯ちゃん』作)


まるで美術館で絵画を観ている様な感覚で楽しめる作品。主人公のマーサが冒険を経て、疫病神から救世主へと変貌して戻った時の表情はとても素敵でした。

芋洗坂係長(俳優・コメディアン/ 絵本「みならい天使のさんたろう」作)


淡く綺麗な色彩の中で世界は続き、大事なのは「女らしさ」や「男らしさ」ではなく「自分らしさ」。
それを貫く強さをカラミティに教えてもらいました。

川村エミコ(芸人)


「女性=◯◯、男性=◯◯という概念が世の中には多すぎる。きっとマーサのように「女性だから」という概念をふっとばし勇気を持って開拓していった女性がどの世界にも沢山いるのだと思います。当たり前すぎて気づかないほどの固定概念に囚われることのないように生きていきたいです。

井上咲楽(タレント)


地上でいかにつらいことが起きようとも、この美しい天と地の間にあれば、すべては些事である。この風景は、アニメでなければ描けない。

吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)


 

実在したアメリカ西部開拓時代の女性ガンマン!
《平原の女王》カラミティ・ジェーン誕生の物語


行方不明になった祖父を探しに一人北極を目指して旅立つ14歳の少女が主人公の前作『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』(注)と同様に 、本作『カラミティ』も12歳の少女の成長譚です 。 主人公マーサが様々な困難に立ち向かう中で周りの大人たちに影響を与え、大人たちも、いつしか少女とともに成長するという物語です。

女性は女性らしくという西部開拓時代のアメリカにあって、 主人公マーサは家族を支えるために髪を切り、ジーンズをはくことを決意します。生きていくために必要な乗馬、馬車の運転、投げ縄といった男の作法を苦労して習得します。伝説の女性ガンマン カラミティ・ジェーンの誕生秘話でもある本作は、マーサをジェンダーレスな生き方を選択した最初の女性として描いています。

レミ・シャイエ監督はインタビューで、本作の制作過程においても男女平等を意識していたと語っています。制作スタジオのアニメーターの人数、管理職の男女比、そして給料の総額までをコントロールしていたとのことです。アニメーション制作は長期的なプロジェクトなので、女性アニメーターが制作期間中に産休を取得し、そして復職できる環境も整備されていたとのことです。こうした制作環境が本作全編を通じて表現されている優しさを生んでいるのかもしれません。

(注) TAAF受賞後なかなか日本公開が実現しませんでしたが、スタジオジブリの高畑勲監督が上映会に登壇して称賛した縁もあり、『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』のDVD/ブルーレイは三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーとしてディズニーから発売されています。

 

カラミティ メインビジュアル

あらすじ

『カラミティ』は、西部開拓史上、初の女性ガンマンと知られるマーサ・ジェーン・キャナリーの子供時代(12歳)の物語です。マーサは家族とともに大規模なコンボイ(旅団)で西に向けて旅を続けていますが、旅の途中、父親が暴れ馬で負傷し、マーサが家長として幼い兄弟を含め、家族を守らなければならない立場になってしまいます。普通の少女であったマーサは、乗馬も、馬車の運転も経験がありません。

そんなマーサは、少女であることの制約に苛立ち、家族の世話をする義務をよりよく果たすために少年として服を着ることを決心します。女性は女性らしくという時代にあって、マーサの生き方は、古い慣習を大事にする旅団の面々と軋轢を生みます。
更にマーサを野獣からの危険から救ってくれた中尉をコンボイに引き入れたことで、盗みの共犯の疑いまでかけられてしまいます。そして・・・。

 

タイトル: CALAMITY カラミティ
監督: Rémi Chayé レミ・シャイエ
原題: Calamity, Une Enfance de Martha Jane Cannary
英語題名: Calamity, a childhood of Martha Jane Cannary
コピーライト: © 2020 Maybe Movies ,Nørlum ,2 Minutes ,France 3 Cinéma

2020年|フランス・デンマーク|フランス語|日本語字幕|日本語吹替え|DCP|カラーCS|82 分

 

映画『カラミティ』公式サイト

 

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